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 園芸療法とは
  植物は人の心を癒したり、穏やかにしたり
和ませる力があります。
さらに植物を育てる園芸作業は人のこころや感情に自信や
自尊心、達成感、満足感、期待や喜びを与えます。
毎日の水遣りなど、植物を世話し、成長を助ける関係性の中で
役割を見出し、充実感、自分の存在感を感じることでしょう。
植物・園芸活動の特徴や性質を上手に利用し、
リハビリテーションや治療、福祉、教育、
レクリエーションに使って いくのが園芸療法です。

 園芸療法の歴史
  アメリカでは1972年にアメリカ園芸療法協会(AHTA)が、
1978年には イギリス園芸 療法協会(現Thrive)が
設立されました。
日本では以前から作業として福祉・医療の中に園芸が
取り入れられていましたが、海外では園芸が療法として
成立している事が1990年代初めに紹介されました。
現在、園芸療法を学ぶ各種学校や団体も増え、
認知度は急速に増えました。

 園芸と園芸療法の違い
  園芸は植物が主役。園芸療法は人が主役です。
その人がその人らしく生きていくように園芸作業を
援助の方法として利用するリハビリテーションです。
「園芸作業を行ったら、その人も元気になった!」という
園芸の付加的効果ではなく、まず当事者をアセスメントし、
課題を解決するための目的を設定し、植物や利用する道具、
作業を行う環境を目的に合わせて選択し、
プログラミングをして実践をし、記録・評価を行います。
 療法であるために
  療法であるためには、相手を理解する力(アセスメント)、
的確な目的設定をする力、療法を行う事で当事者に
どのような変化が起こりうるか予測をする力が必要です。
またどのような場面で当事者が安全で可能性を広げられるか、
場面設定も求められます。

 園芸福祉とどう違う?
  園芸療法は何らかの課題を持ち、課題解決に援助を必要とし
ている人が対象ですが、園芸福祉の対象者はすべての人。
「福祉」とは「しあわせ」のことです。
花や緑を育てて幸せになろうというのが園芸福祉の考え方。
園芸療法は園芸をリハビリテーションに使うということで
趣旨こそ異なりますが、それぞれ福祉、医療
リハビリテーション、教育、レクリエーションの実践で
当事者のために園芸活動を利用しています。
園芸療法を学んだ人と園芸福祉を学んだ人が協力しあって
園芸を媒体としたコミュニテイづくりに協力し合うことが
大切でしょう。

 誰のための園芸療法
  障害のある方、病のある方、高齢、貧困、差別、
不適応により日常生活や社会生活に困難をきたしている方、
罪を犯して更正を必要としている方など。
病院、福祉・リハビリテーション施設から在宅福祉、
地域福祉における障害者余暇支援、介護予防事業まで
幅広く実践のニーズがあります。




                            
      
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